HTC Desire(SIMロックフリー版)をS-OFFしてみた

12 02, 2010
HTC Desireの海外SIMロックフリー版(以下、本エントリにおいてはDesireといいます。国内版X06HTとは異なります)でS-OFFしてみたのでその備忘録です。S-OFFとは"Security Off"とのことらしい。メーカー側の安全装置(S-ON)を解除する作業のため、本当に文鎮化してしまう可能性があるので非常に危険のようです

What is S-OFF? - [TUTORIAL] How to S-OFF your HTC Desire
HTC implemented security on their newer generation phones. This flag, called @secuflag, controls whether your phone has it's NAND or flash unlocked. Most noticeably, S-ON (security on) will read-lock your /system and /recovery partition, to name a few. Also, secuflag controls whether zip files being flashed through recovery or fastboot, are signed by HTC.
The now notorious S-OFF (security off) will disable this NAND security.


root化しただけでは完全に自由な状態ではありません。NANDといわれるシステムを格納する内蔵フラッシュメモリはロックされた状態であるため、システム領域にファイルを書き込む場合は、カスタムリカバリを起動した状態でAndroid SDKのadbコマンドやadb shellでログインする、または署名付きZIPファイルのflashが必要です。これがS-ONの状態であり、Desireは起動するとシステム領域はRead-only file system状態になります。S-OFFするとDesire起動中でも書き込み可能になります。

S-ONとS-OFFはブートローダーを起動させた状態で確認できます。

S-ONの状態(Eclair時の画面)
s-on.jpg


S-OFFの状態(FroyoにアップデートしてS-OFF実施後)
s-off.jpg


S-OFFにあたり次のサイトを参考にさせていただきました。
[TUTORIAL] How to S-OFF your HTC Desire
HTC Desire X06TをS-OFFする

Googleで検索してもS-OFFに関する情報はあまりないように思います。ただし、どこのサイトをみてもその危険性について触れています。自己責任において実施する必要があります。


用意したもの
HTC Desire(欧州版SIMロックフリー)をroot化
Windows7機(USBブート可能であること)
USBメモリ(1GB)

ブート可能なUSBメモリを作る
Universal USB Installerをダウンロードし、Windows7機にインストールし、USBメモリに焼くイメージファイルAlphaRev1.5をダウンロードします。

USBメモリをPCに接続してUniversal USB Installerを実行します。Linux Distributionを選択するようですが、よくわかりませんでしたのでドロップダウンリストの一番下にあった"Try Some Other Live Linux ISO"を選択しました。イメージファイルにはダウンロードしたalpharev.isoを指定します。USBメモリのドライブを指定して実行します。

usb-key-start.jpg


usb-key-finish.jpg



S-OFFを実行
USBメモリを接続した状態でWindowsマシンを再起動します。起動時にブートドライブを選択します。ブートメニューを出すためにEscキーやファンクションキーのいずれかを押すのが一般的だと思います。ブートドライブをHDDではなく、USBメモリを接続したドライブを指定します。

以下の通りディスプレイに文字が流れてきます。「文鎮化する可能性がありますが本当に実行しますか?」という確認があります。続ける場合は何かキーを押します。

===================================================
= Welcome to the AlphaRev 1.5 S-FF HBOOT flasher ==
===================================================

This will provide you with the most current HBOOT for your phone,
patched to ignore security and to provide extended fastboot commands.
Remember : your phone needs to be rooted already. This program will not do tht for you.

Please note that this will NOT set the actual security flag (@secu_flag) in
the radio NVRAM (radio S-OFF), you will this change your CID.
Instead, this HBOOT will ignore the security flag.

This means that if you ever update to an official RUU that has a HBOOT update in it,
this custom HBOOT will be removed and you will lose all root/security-ignore capabilities.
It is possible to circumvent this by removing HBOOT updates from the RUU you want to flash,
since you will have the possibility to flash unsigned updates due to security-ignore.

Please remember that a HBOOT update is a critical part of you phone, if anything goes wrong,
this WILL brick your phone.
AlphaRev is NOT responsible for any bricks, murdering your cats, exploding phones or any other damage
this might incur. By continuing, you state that you are fully aware of the risk and accept it.

Press any key to continue . . . sd 4:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
sd 4:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
sd 4:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through



これが出てきたら起動した状態のDesireをPCに接続し、USBデバッグモードにします。中止する場合はDesireをPCに接続しないでください。これが中止できる最後のチャンスです。

Please connect your phone via USB while booted up, and enable USB debugging.
============================================================================



Desireが認識されますので、あとはStep1からStep3までの作業が自動で実行されますので完全に終了するまでじっと待ちます。10分程度で完了しました。

Waiting for your device... FOUND!
Identifying your phone:
Detected Model ID: PBXXXXXXXX
Device model: Bravo (HTC Desire)
CID: HTC__032
HBOOT version: 0.93.0001

Pushing necessary files to the phone..DONE.

Step 1 of 3 is done, rebooting your phone.
Waiting for bootloader..OK!
Booting to android for the next step.
Waiting for your device...FOUND!

Waiting for Android to boot, dozing off for about 30 seconds while we wait.
Step 2 of 3 is running..
Preparing your phone for HBOOT flash..DONE.
Rebooting your phone.
Waiting for bootloader..OK!

Step 3 of 3 is starting. During this step, your phone will seem to hang on the HTC splash screen.
This is normal. DO NOT TURN OFF YOUR PHONE DURING THIS STEP, HBOOT is being flashed during this stage,
and turning it off WILL *BRICK* your phone!

Waiting for flashing to complete...

HBOOT was flashed successfully! You can now truly take control of your secrity-ignore-bootloader Android phone!
This flashing method was brought to you by AlphaRev.
Big thanks to everyone at the unrEVOked team for their NAND unlock method and guidance.

Rebooting your phone to bootloader... Enjoy your new found freedom!
Press any key to shutdown, the procedure is finished.


ここまで表示されたら終了です。何かキーを押してシャットダウンします。ボリューム(マイナスボタン)を押しながら電源ボタンを押してブートローダーを起動します。S-OFFに変わっているはずです。

S-OFFするとカスタムリカバリにアクセスできなくなることがあるようですが、今回はS-OFF後も問題なくClockworkModのカスタムリカバリが起動しました。

s-off-splash.jpg
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HTC Desire(SIMロックフリー)のroot化とHTC Senseを使いやすくするための備忘録

10 26, 2010
HTC Desire(SIMロックフリー版)がHTC台湾工場で修理を終えてから2ヶ月ほど経過しました。故障の直接の原因ともなった基板の発熱による無限リブート現象は姿を消し、若干の発熱は見られるものの何ら問題なく利用できています。ノーマル状態ではCJKフォントがなんともダサイいですし、メッセージアプリが使用できないのが不便であるため、再度rootを取ることにしました。自分の設定などを備忘録として残しておきたいと思います。
※HTC SenseのROMに満足しているのでカスタムROMはあまり考えていません。

root化した後はプログラムにSuperuserが追加されている
desire-root後


注意喚起情報
root化はメーカー保証対象外となるほか、文鎮化する可能性もありますので自己責任で実施しましょう。この意味が分からない方はやらない方がよいです。またこの機種はソフトバンクが販売していたX06HTとは異なりますので下記の通り操作しても動作するかは不明です。


参考エントリ
HTC Desire(SIMロックフリー)をHTC台湾工場へ修理に出した顛末記


root化したHTC Desireの情報
欧州版HTC Desire(SIMロックフリー)
HBOOT 0.93.0001
RADIO 5.09.05.30_2
Android2.2(Froyo)

準備するもの
Android SDK - Download the Android SDK
Rooting and Reflash tool - unrevoked V3.21
Mac環境で実施しています。

HTC Desire(SIMロックフリー)のroot化
Desireを母艦のMacに接続
設定>アプリケーション>開発>USBデバッグにチェックを入れる
Mac側でunrevokedを実行
unrevoked321.png


以下の確認メセージが出るのでroot化のリスクが理解できたらOKボタンをクリック
unrevoked321-msg.png


何度かリブートを繰り返してRecoveryモードに入ったら、”reboot system now”を選択します。これでroot化完了です。

rootが取れていることを確認する
プログラムに"Superuser Permissions"という忍者アイコンが追加されています(上のスクリーンショット)。あるいは次の手順でSDKから確認することもできます。この手順はフォント入れ替え等、HTC Desireにおけるroot権限で操作する基本となるものです。

1. HTC Desireをシャットダウン(Macに接続したままでOK)
2. ボリュームボタンのマイナスを押しながら電源を入れる
3. bootloaderが起動したら"RECOVERY"を選択
bootloader-menu.jpg


4. リカバリーメニューが起動
recovery-menu.jpg


5. Mac側でTerminalソフトを起動
6. SDKにPATHを通していなければそのサブディレクトリのtoolsに移動
7. "sudo ./adb shell"を実行しパスワードを入力
8. プロンプトが"# "になっていればrootを取れています
9. "Reboot system now"で再起動


ROM Managerのインストール
ROMのバックアップやリストア、カスタムROMのダウンロード、SDカードのパーティション設定などがアプリで可能になります。有料版の"ROM Manager Premium"を購入しました。利用するためにはroot権限が必要になりますので、”ACCEPT”を選択します。Superuserを起動するとACCEPTしたアプリの一覧が確認できます(下のスクリーンショット)。まず、現時点のバックアップを取っておき、"Desire.org"などのファイル名をつけておきます。

superuser.png



日本語フォントの差替えと絵文字の追加
HTC Desire(おそらくAndroid端末全部)には日本語専用フォントが入っていません。日本語のように見えるのは韓国語と中国語に対応したCJKフォントと言われる統合漢字フォントであるため美しくありません。また絵文字の入ったメールが届いても□が表示されて、文字化けしてしまう場合があります。

こちらのサイト(Android Custom Cookbook: 手順書/フォント変更)を参考にさせていただきました。フォントを用意(ライセンスに注意)し、ファイル名をそれぞれ次の通りにします。

日本語:DroidSansJapanese.ttf
絵文字:DroidSansFallback.ttf

2つのファイルを、HTC DesireをUSBケーブル接続し、接続タイプを”外部メモリーモード”にしてmicro SDカードにコピーしておきます。

HTC DesireはNexus Oneと違ってROMが起動しているとroot権限での操作ができません(情報提供Thx:@takada_)ので一旦、シャットダウンし、Recoveryモードで起動します。あるいはROM Managerアプリの"リカバリへ再起動"からRecoveryモードを起動します。USBケーブルでMacに接続した状態でTerminalから操作します。

$ sudo ./adb shell
# mount /sdcard/
# mount /system/
# cp /sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/
# cp /sdcard/DroidSansFallback.ttf /system/fonts/
# reboot

再起動すると変更したフォントが反映されているはずです。


SoftBankの黒SIMカードでMMSを使う
HTC標準のMessageアプリではSoftBankのMMSサービス使うことができません。2010年10月8日、Androidマーケットにリリースされた”SoftBankメール”を使用しますが、標準Messageアプリと競合してしまうため、今後使用する予定もないことから削除することにしました。また、APNも黒SIM用に設定しておく必要があります。

参考エントリ:HTC Desireで黒SIMのMMSができた

APN設定内容
APN: smile.world
Username: dna1trop
Password: so2t3k3m2a
MMSC: http://mms/
MMS proxy: smilemms.softbank.ne.jp
MMS port: 8080
APN type: default,supl,mms

標準Messageアプリを削除する
Recoveryモードを起動し、TerminalからHTC Desireにアクセスして、アプリを削除します。

$ sudo ./adb shell
# mount /system/
# rm /system/app/Mms.apk
# rm /system/app/Mms.odex
# reboot

Android MarketからSoftBankメールをインストールすると、それまでエラーで送受信できなかったMMSメールが使えるようになりました。


光学トラックボールにスリープ復帰を割り当てる
スリープ状態から復帰するときに、本体上辺の電源/スリープボタンを押すのが面倒なので光学トラックボールにスリープ解除を割り当ててみました。参考サイトの匿名投稿の方法を試してみました。

参考サイト:Desireのスリープ復帰を電源ボタン以外に割り当てる方法

1. curcial-oj.klというファイルを作り、key 272 DPAD_CENTER WAKE_DROPPED と書いて保存します。必ず改行を加えてください。改行がないと正しく動作しませんでした。ファイルはSDKのtoolsディレクトリに保存しておきます。
2. DesireをRecoveryモードに入れます。
3. Terminalを起動し、SDKのtoolsディレクトリに移動します。次のコマンドを入力します(microSDカードを経由しない方法)。

$ sudo ./adb shell mount /system/
$ sudo ./adb push ./curcial-oj.kl /system/usr/keylayout/

4. 本体を再起動します。

これで完了です。curcial-oj.klにある"key 272"は光学トラックボールに割り当てられたキーアサインで、他のボタンには違う番号が割り当てられています。確認するには、ClockworkModのリカバリイメージであれば、メニューの"advanced"から"Key Test"を選択して、ボタンを押してみると番号が表示されます。


バカでかい起動音を消音化する
DesireがEclair(Android2.1)だった頃に起動音が大きいのは有名な話です。それを消すためにはシャットダウン時にサイレントにしておくか、"Silent Boot"というアプリを使う方法がありました。Froyo(Android2.2)になってからは起動音が小さくなってヤレヤレと思っていたのですが、root化が原因かは不明ですが、rootを取ってからまた大きな起動音に戻ってしまいました。これを完全に消音化してみました。

UIやRingtoneは"/system/media/audio/"の下にありますが、起動音は"/system/customize/resource/android_audio.mp3"にありました。これを無音のmp3に差し替えるだけです。

1. 無音のandroid_audio.mp3を作ります。ファイルはSDKのtoolsディレクトリに保存しておきます。
2. DesireをRecoveryモードに入れます。
3. Terminalを起動し、SDKのtoolsディレクトリに移動します。次のコマンドを入力します(microSDカードを経由しない方法)。rw権限の修正もしておく。

$ sudo ./adb shell mount /system/
$ sudo ./adb push ./android_audio.mp3 /system/customize/resource/
$ sudo ./adb shell
# chmod 644 /system/customize/resource/android_audio.mp3

4. 本体を再起動します。起動音はありません。

オリジナルと無音のandroid_audio.mp3はこちらにアップロードしました。
無音:http://www.mediafire.com/?70pix16dm014e1q
オリジナル:http://www.mediafire.com/?omqj7g7b8178izm

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HTC Desire(欧州版)にOTAアップデートが来た

09 19, 2010
SIMロックフリーのHTC Desire(欧州版)にOTA経由のアップデート通知が来ていましたので適用しました。台湾工場から戻ってきてすぐにOTA経由でFroyo(Android2.2)に上げたばかりでしたが、変更点はつぎの通りのようです。ダウンロードからインストール完了・再起動までの所要時間は15分程度でした。

【変更点】
・UPDATE: Android OS update patch
・Enhanced multi inbox Gmail support
・Improved RUS keyboard layout


OTAアップデート通知
02Desire-OTA-notification.png


アップデートのインストール確認
03Desire-OTA-Update-note.png


アップデート完了
04Desire-OTA-Update-completed.png
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[UPDATE3]HTC Desire(SIMロックフリー)をHTC台湾工場へ修理に出した顛末記

08 27, 2010
欧州版HTC Desire SIMロックフリー(以下、欧州版Desire)を台湾HTCサービス工場で修理してもらいましたのでその顛末を報告します。同機種で同じ症状に遭われている方、また同社端末を個人輸入された方の参考になれば幸いです。長文になりますので最初にサマリーをつけました。

修理後の欧州版Desireの電源をONにしたところ。都市名がTaipei Cityになってる。
00desire-repaired.jpg


Executive Summary
・海外版は日本工場では修理できない
・依頼から修理完了して受け取るまで約1ヶ月
  7月23日 HTC EuropeへWebフォームで修理依頼
  8月6日 DesireをEMSにてHTC台湾工場へ発送
  8月13日 修理完了・代金請求
  8月16日 HTC台湾口座へ国際送金完了
  8月20日 HTCから着金完了連絡
  8月26日 受け取り
・費用負担は合計:18,511円
  EMS送料(自宅⇒台湾):1,000円(損害賠償保険付保あり)
  修理代金:US$20 (送金日レート換算で1,736円)
  国際送金手数料(ゆうちょ銀行):2,500円
  DHL送料(台湾⇒自宅):13,275円(うち輸入関税1,200円)
・ROM改造のためGlobal Warrantyの保証対象外となりました
・DHLはHTC台湾の指定業者かもしれません
・HTC日本のHTC台湾との仲介サポートはプロフェッショナルでした


欧州版Desireを修理に出す経緯
購入後1ヶ月程度はまともに使用できていました。ある日突然ディスプレーがブラックアウトしてリブートを繰り返す症状(以下、リブート無限ループ)が発生、徐々に頻発するようになりました(詳細は[UPDATE2]HTC Desireのリブート無限ループの原因)。root化したり改造ROMと差し替えていましたが因果関係は不明です。もともと、root化やカスタムROMを問題なく利用出来ているユーザが大多数であり、同じ症状について当ブログにも複数ご報告いただいていることや、最初に発生したのがroot化以前であったこと、さらに海外では同様の事象が報告されていることなどから、root化やカスタムROMが原因とは考えられませんでした。

直接的な原因は本体裏の発熱。バッテリーではなく本体裏側のSIMカード、micro SDカードスロットのあたりの基板が発熱し、一定以上になると突然落ちてリブートがかかり、正常起動せずに、またリブートとなりました。これがバッテリーパックを外すまで繰り返すか、真っ白の背景に緑字で"htc"と表示されたまま固まってしまいます。そのためこの症状を未然に防ぐには「本体が熱くなってきたな」と感じたら冷やすことくらいでした。

その後、iPhone4に夢中になってしまい1ヶ月程度放置してしまったいたところに、7月下旬にSoftBankからX06HT(国内版HTC Desire)を販売停止という発表があったため、早めに修理しておかないと部品がなくなっても困るなと思い修理に出す決心をしました。
※ブログのコメントにも報告いただいたように国内版だとソフトバンクにあずけておよそ1週間程度で手元に戻ってくるそうです。


ファーストコンタクト
7月23日にHTC Europeの"Contact Us"メニューから「日本から交換あるいは修理してもらいたいがどうしたらよいか?」と問い合せました。もちろん全て英語です。同日以下のとおりメールで返信がありました。

Dear Customer, since the device is not selling in Japan, we are afraid we can not support the repair in loacl. if you want to have a repair, you need to ask the orignal shop or go through Global Warranty service.if you want go through global service, the international Freight and handling fee also will charge you. About the details, we will have a clear explaination for you. could you mind to provide the phone number that we can reach you? of course, our agenet will use Japanese for communicaiton. thank you for understanding.

このメッセージに返信したい場合、またはお客様のご質問に対する回答が十分に得られたことをお伝えになりたい場合は、お客様のメールアドレスおよびチケット番号XXXXXXXXXXXXXXXで弊社 お問合せ サイトにログインしてください。ありがとうございました。



入力項目の「国」にJapanと入力したためか、メールの最後に日本語の説明がありました。Global Warrantyについて詳しく知りたかったので指示通り問い合わせサイトにアクセスし、チケット番号とメールアドレスを入力して、自分の電話番号を返信しました(7月25日)。

03htc-contactus-system.png


HTC日本からの電話フォロー
電話番号を返信してから2日後の7月27日にHTC日本支社のスタッフから電話があり、ひととおり症状を説明しました。「SIMカードやmicroSDを抜いた状態でも同じ症状が発生するかどうか」、「ハードリセット(ブートメニューからClear Strage実行で工場出荷状態に戻す)は試したか」などの確認があり、最終的には修理が必要という結論になりました。海外版のため"Global Warranty service"に対応した工場にて修理が必要となることから、日本から一番近いのが台湾を案内されました。日本語でサポートがあるので安心感がありますし、なにより最後まで親切丁寧なプロフェッショナルの仕事でした。

あとから気が付きましたがHTC日本のホームページには以下の表記がありましたので、欧州版DesireだからといってHTC Europeに照会する必要もなかったように思います。ただし、後述いたしますが日本はGlobal warranty serviceに対応した工場はないため、HTC日本が直接端末を預かって海外工場の取次ぎや、修理代金を集金する等のサポートは行っていません(2010年10月28日時点)。あくまで間接的に現地とのコミュニケーションの取次ぎをしていただくのみです。もちろん、これだけでも大変ありがたいことなのですが。

参考
HTC日本のウェブサイト
HTC – Support – Customer Service – Support via Hotline

HTC自社ブランドの製品*に関するお問い合わせ
お問い合わせは、こちらの問い合わせフォームをご利用ください。

※HTC自社ブランドで発売しております製品には、世界的な保守サービスである「Global warranty service」が展開されております。このサービスは、HTC製品をご購入されたお客様に国・地域にかかわらず、HTC支社が存在する地域で保守サービスをご提供するものです。

尚、通信事業者ブランドで発売されております製品に関しましては、各社仕様にカスタマイズされておりますので、ご購入元の通信事業者へお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。



スピードを優先してコミュニケーションは英語
翌日の年7月28日、HTC台湾工場への修理依頼に際しての必要事項の返信依頼と注意事項のメールが届きました(内容は以下参照)。HTC日本の方はあくまで私とHTC台湾との仲介役としての立場のため、スピードを優先したかったので、メールは全て英語で対応しました。日本語でも大丈夫だと思いますが、端末の症状などは英語のメモが必要だという説明がありましたので、どのみち英語は避けて通れないと思います。

<必要事項>
端末の症状、氏名、端末購入日/購入店、シリアルナンバー/IMEI、電話番号/FAX番号、郵便番号・住所

<注意事項>
・保証書が必要
・スタイラス、SIMカード、液晶保護シート、バッテリは同梱不可
・ROM改造・水没等の故意・過失は有償修理
・修理キャンセルでも検査費用と送料負担
・修理後の端末は初期状態にリセットされる
・送料は全てユーザ負担
・HandlingCharge(手数料)が600台湾ドル負担
・無償期間外の端末は修理の基本料金3500円程負担(追加負担もあり)
・海外発送はユーザ側で手続きする


HTC台湾工場への発送
送料やその他諸経費は全て当方負担です。ROM改造していたので保証対象外になることは覚悟していました。ただ新品をもう1台購入するよりはマシです。8月1日に必要事項記入してメール返信したところ、8月4日に商品を工場に発送するよう指示されました。

国外に発送するのは初めてだったので非常に不安でした。郵便局のEMSを利用しましたが、内容物についてしつこく聞かれました。「携帯電話」であることを告げるとダメの回答。こちらも引くに引けませんので「バッテリーは外してある」ことを伝えると、ようやく認めてもらいました。最初にダメという回答で諦めていたら送れなかったかもしれません。

端末購入金額6万円の損害賠償保険を付保し、送料込みで1,000円。8月6日発送でHTC台湾工場に到着したのが8月9日。ほとんど日本と変わらない金額とスピードに驚きました。


修理完了と修理代金の請求・支払いについて
8月13日、HTC日本経由で「修理が完了したので代金$US20を振り込んで欲しい」という連絡がありました。順番待ちもあるだろうし1ヶ月くらいは覚悟していたのですが、工場に到着してわずか4日目には完了の連絡というスピーディさでした。後ほど確認しましたが、今回はROM改造していたので保証対象外となってしまいUS$20が必要になりました。

代金決済方法はHTC台湾の指定口座への送金のみでした。日本からの海外への現金送金は手数料が高いことは知っていたので、クレジットカードかPayPal等の決済が出来ないか確認しましたがダメでした。外貨送金を実際に体験するのは初めてでしたが、やはり高額かつ面倒であることを実感。国内送金であれば数億円を振り込んでも手数料は高くても840円です。しかし、外国の銀行へ外貨で送金するとなると、銀行毎に手数料はバラバラ。メガバンクで3000円程度、銀行によってはさらに固定費の他に振込金額に応じて上乗せ手数料のかかることもあります。送金金額がUS$20(約1,700円)ですから、それより高い手数料を支払うのも違和感があります。調べた限りでは一番手数料の安かった(1件2,500円)ゆうちょ銀行を利用しました。

送金依頼書はもちろん全て英語で記入が必要です。振込先の銀行を指定するのに「銀行の住所」か「SWIFTコード」が必要になります。HTCからは銀行住所もSWIFTコードも連絡はありません。HTCに確認する時間がもったいないので(SWIFT Online-Directories and downloads)から自分で調べました。送金目的は日本語で構いませんが「携帯電話の修理代金支払いのため」とはっきり記載する必要があります。当日の交換レートUS$1=86.83円で計算し、修理代金US$20=1,736円+送金手数料2,500円=4,236円となりました。8月16日に送金処理を完了しました。
※SWIFTコードとは日本でいう銀行コードのようなもので直接海外送金をやりとり出来る銀行に付与されている世界共通のコードです。


着金確認の連絡と受け取りについて
8月20日にHTC日本のスタッフの方から着金の確認がありました。送金者の名義とわたしが一致しているとの最終的な確認をする目的です。間違いない旨を返信し、HTC台湾工場から日本向けに発送手続きがとられました。受け取りが着払いになることは確認していましたが、EMSは1,000円でしたから、DHLから電話で「13,275円になります」と聞かされたときはめまいがしました。そうえいば最初にHTC日本のスタッフの方から「台湾からの送料が1万円くらいかかると思いますがいいですか?」と質問されたのを思い出しました。修理したいという思いが先走っていましたし、DHLの料金が高いかどうかという予備知識がなかったため他の輸送業者に変更するという選択肢に思い至りませんでした。ただし、そのときFedEx等の他の業者の送料を確認して、交渉が可能だったかはわかりません。これから修理を考えている方は注意されたほうが良いと思います。


そして8月26日、無事に受け取りました。同梱されてきた修理レポートに書いてあるようですが、読めない漢字ばかり。英語でやりとりしていたのはなんだったのかと。。。特に指示がなかったのでmicroSDカードは挿したまま送りましたが、抜き取られて戻ってきました。購入時に附属していたものですがちょっと悔しいです。修理に出す場合は全て外して送ったほうがいいですね。

01unbox.jpg


動作確認について
今のところ問題なく動いていますが、当初は1ヶ月程度は問題が起きていませんでしたから、これで安心することはできません。ただ、長時間利用して筐体は熱を持っているようですがリブート無限ループに陥ることはなくなっています。しばらくは様子をみながらの仕様になりますが、気づいた点は追記していきたいと思っています。


HBOOTのバージョンについて
修理に出す前のHBOOTのバージョンは0.75.0000、RADIOが4.05.00.11でしたが、基盤交換ということもあり修理後のバージョンはHBOOTが0.92.0001、RADIOが5.09.00.20となっていました。OSはAndroid2.1 Eclairになっていましたが、ネットに接続するとOTA経由で2.2 FroyoのHTCオフィシャルリリース版のアップデート通知がありました。

HBOOT.jpg




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[UPDATE2]HTC Desireのリブート無限ループの原因

06 11, 2010
欧州版のHTC Desire SIMロックフリー版が操作中に突然スクリーンがブラックアウトしてリブートの無限ループに陥る原因におおよそ検討がついた。国内版としてSoftBankから発売されたX06HTについてこのような症状が出ているような記事は見かけないので、手元にある欧州版の個体の問題と思われる。

overheating.png


症状
端末操作中に突然スクリーンがブラックアウトしリブート。しかし、画面には"HTC quitely brilliant"と表示され(皮肉なもんだが)、耳を劈くような音を鳴らしながらそのまま固まるか、再度ブラックアウトして再起動仕様とすることの繰り返し。最終的にはバッテリーを外して放置するハメに。翌朝、電源を入れると普通に起動する。特定のアプリのインストールや操作中にではなくリブート無限ループがまた起こる。

想定される原因
root化、Mms.apk、App2SD等のカスタマイズが原因なのかとも思ったが違うようだ。本体が一定以上に発熱した状態になると発現することがわかった。発熱の原因はまだ分からないが、長時間(20分以上?)の連続操作は確実にこの状態に陥る。バッテリーが発熱しているのかと思ったが、どうも本体の違う部分。海外サイトには同様の報告が上がっていることからまず間違いないと思う。

とりあえずの措置
危ないとおもったら本体を放置して冷却するしかない。今日一日これで確実に防止できた。

動作環境
HTC Desire SIMロックフリー版
Firmware 2.1-update1
Build 1.15

--- Updated on June 23, 2010 ---
ROMをDeFroST1.0にしてみたが症状は改善せず、Location関係のスイッチをオフにしてみたが、やはり本体の発熱によりリブートの無限ループが始まってしまった。

location-settings.png


動作環境
HTC Desire SIMロックフリー版
Android2.2(Froyo)
Build FRF50

--- Updated on June 24, 2010 ---
発熱を抑えるためにオーバークロックならぬアンダークロックを試みた。SetCPU for Root Usersというアプリでクロックを最小に設定して、本体の発熱が抑えられるのか、リブート無限ループに陥ってしまうのかを確認してみた。結果はやはりリブート無限ループへ。ただし、発熱して突然落ちてしまうまでの時間はこれまでよりも長時間継続使用が可能だった。

setcpu-desire2.png


動作環境
HTC Desire SIMロックフリー版
Android2.2(Froyo)
Build FRF50

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Author:hondamarlboro
ガジェット好きの普通のサラリーマン。持つことでテンションは最高潮となり、結局使いこなせずお蔵入りになることがしばしば。当ブログはコチラに引っ越しました。

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