新型iPod nanoで置き時計をつくる(iClock)

09 17, 2010
先日発売された新型iPod nano第6世代(iPod nano 第6世代を買ってきた)の写真アプリのスライドショー機能を使って置き時計(iClock)を作ってみました。標準の時計アプリは15秒経過するとバックライトがオフになり、1分経過すると完全に画面ロックしてしまいますので置き時計としては使えません。そこで写真アプリを使いました。スライドショーの再生中はバックライトの明るさがそのまま維持されますし、また自動的に次の画像に切り替わる間隔も指定することができます。

IMG_0292.jpg


スライドショーを利用するということは1枚づつ画像を切り替えることになりますので、時刻表示用の画像を自作しなければなりません。Photoshop Elements等の画像ソフトでひたすら1枚づつ作ります。自動で作成してくれるアプリがあればどんなにラクなことでしょう。

設定アプリから"写真"のスライドショーに必要な設定を行ないます。

次のスライド
2秒、3秒、5秒、10秒、20秒から選択します。
秒数が多いほど切り替わるスライドを多くすることが可能ですが、それだけの時刻を表示する画像を準備しなければなりません。仮に1時間に表示させる場合、次の枚数が必要になります。30秒や1分間隔がないのが残念です。
2秒:1,800枚
3秒:1,200枚
5秒:720枚
10秒:360枚
20秒:180枚

リピート・写真をシャッフル
使用しませんのでオフにします。オンにしてしまうと用意した時刻表示の画像がランダムになったり、1時間経過しても同じ時間を表示することになってしまいます。

トランジション
ディゾルブ、Ken Burns、反転、プッシュ、折り紙から選びます。動画では「折り紙」を選んでいます。


画像の準備
好きな画像を必要な枚数用意します。画像サイズはiPod nanoの技術仕様から240×240ピクセルと確認できますので、画像編集ソフト等で調整します。あとは1枚づつ時間を秒単位で書き込んで保存します。「次のスライド」で10秒間隔に設定した場合は、22:34:00 → 22:34:10 → 22:34:20 ... のように10秒間隔の画像を用意します。

iTunesからiPod nanoに同期する前に、アルバム機能を利用して時間帯ごとのアルバムを作り、その時間帯の画像を格納しておきます。そうすることで使用する際に、実際の時間(開始時刻)とあわせた画像を探しやすくなります。


置き時計(iClock)として使う
iPod nanoはそのままでもテーブルなどに置くことが可能です(上の写真)が、Dockを利用したほうが安定します。またDockを利用すると充電とLine Out端子を利用して音楽を流すことも可能になります。

iclock.jpg


使用する場合は、写真アプリを起動し、現在時刻にあわせたアルバムを選択します。22時34分であればまず、「22時」のアルバムを選択して、34分台の画像を探して選択し、再生ボタンでスライドショーを開始します。



アップルのスペシャルイベントでは、Steve Jobs氏がリストバンドを付けて腕時計として使う方法を示唆したようです。おもしろいアイディアではありますがこれを腕時計として身につけて人前にでるのはなかなか勇気が必要だと思いますし、バックライトが消えてしまうため時刻を確認するときには電源ボタンを押さなければならずちょっと面倒です。

置き時計(iClock)としてであれば、仕事中や休憩中などサッと取り出してパソコンの脇やテーブルの上に置いておくことができますし、キッチンでは冷蔵庫にマグネットで固定したり、日常生活のちょっとしたアクセントとして活躍しそうです。しかし、時刻表示の画像を全て準備するのはなかなか大変ですから、わたしは地道に画像を用意するよりも、OSアップデートで標準アプリで実装されるの祈ることになると思います。
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iPod nano 第6世代を買ってきた

09 10, 2010
先日発表された新型iPod nanoが本日発売されたというので買ってしまいました。本日は見るだけのつもりで店頭へ向かいました。16GBは予約分だけで売り切れていました。買うつもりはなかったのですが実機には目もくれず、店員さんへ「青ありますか?」(心の声:何聞いてんだよ!)、店員さん「まだありますね」、わたし「それください」(心の声:あほか!)ということで入店してから会計を済ませて外に出るまで5分というスピードで購入してしまいました。触って10分程度ですがご紹介します。とにかく小さい、でも、とってもパワフル!
※後ほど誤った記述に気がついた場合は都度修正いたします。

関連エントリ:新型iPod nanoで置き時計をつくる(iClock)

R0011415.jpg


アップル・イベントは見てませんし、配信されたPodcastもまだ見ていません。twitter上の情報だけで
・小さくてシャッフルみたい
・タッチスクリーンになった
・OSがあれかもよ
・腕時計になるらしい
こんなイメージを持ち、ロクな情報収集もしていなかったのですが、口が勝手に。。。

詳細なスペックはアップル社のホームページでご確認ください。

初期設定
iTunes10がないとダメでした。まずはiTunesをアップデートするところから始まりました。

基本的な操作
ボタンはボリュームとパワーボタンだけです。タッチスクリーンで操作しますのでiPhoneなどに慣れている方はカンタンです。ただ、iPhoneやiPod touchと違ってHOMEボタンがありませんので、ホームスクリーンに戻るときはスクリーンを長押しします。また「戻る」ボタンがないのでひとつ前の画面に戻るときは、右から左にフリックします。

手元のリモコンで音量、再生、一時停止、曲送り/戻しが可能です。前代まであったロックボタンはなくなっています。操作しないときは自動でオートロックがかかりますが、手動でロックするには右上のPOWERボタンを使います。


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ホーム画面のアイコン
1画面に4つのアイコンを並べることができます。並べ方はiPhoneと同じです。アイコンを長押しすると、プルプル震えますのでなぞりながら希望の場所へ動かします。初期設定では4画面ですがアイコンを右側に動かすとさらに画面を増やせます。ただ、初期設定から増やせるメニューはボイスメモ?くらいなので今のところ画面を増やすこともなさそうです。なお、iPhoneのようにアイコンの削除はできません。

ディスプレイは非常に発色もよく見やすいですし、明るさは設定メニューから調節が可能です。また、壁紙も設定メニューから変更可能ですがiTunesから追加することはできないようで、デフォルトで用意された9種類から選ぶことになります。


気になったアプリ
時計:iWatchに期待。文字盤の色は設定メニューから白か黒を選択可能。将来的には好みの画像に変更できるようになるかも。置き時計風に使えても面白いかもしれない。今のところ時計を表示して放置するとオートロックで画面が暗くなってしまいます。

R0011421.jpg



写真:ディスプレーは小さいけど写真のビュワーとしては十分。ダブルタップで画像を拡大してみることもできるし、2本指で回転させると画像をクルクルと回転させることが可能。さらにはスライドショー。スライド間隔やトランジション効果もいくつか用意されており指定することができます。なお、スライドショー中はオートロックはかからないようになっていました。

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Podcast:これはガッカリ。音声だけで動画を見ることが出来ない。前代は動画撮影や視聴まで出来たのだが。実際はiPod nanoで動画を見ることがあるかというと微妙なので削った機能なのでしょう。

ミュージックプレーヤー:シェイクでシャッフルは残っていました。曲名リストで横に倒すとカバーフローになる機能は削られたようです。これも利用することのない機能のひとつでしたから個人的には問題ありません。




さいごに
本体が小さくなって、クリップが付いたことで、散歩や運動中の使用にアームバンド等が不要になりましたし、歩数計もありますのでよりアクティブな利用方法が可能になるような気がします。Nike+iPod Sports Kitを組み合わせることも可能のようですから運動不足の解消に一役買ってくれるかもしれません。

それから、これからいろいろな機能のアイコンが追加される可能性がありますし、大いに期待しています。


    

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